実績紹介
相談しやすい空気づくりで退職リスク低減
制度を増やすのではなく、「相談しやすい関係性」を丁寧につくることで、退職リスクの低減につながった改善事例を紹介します。
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【突然の退職が続いていた背景】
飲食業を営むK社では、退職が突然知らされるケースが相次ぎ、現場責任者が慢性的な人員不足に悩まされていました。
多忙な現場に加え、創業者主導のトップダウン型の風土もあり、「どうせ話しても変わらない」という諦めの空気が社内に広がっていました。
【人事の存在を“見える化”する取り組み】
最初に取り組んだのは、「人事の顔を見えるようにすること」でした。人事メンバーを紹介するパンフレットを作成し、各店舗に配布。
あわせて、人事担当者が現場に足を運び、日常的に声をかけやすい関係づくりを始めました。
形式的な制度を整えるのではなく、「話せる相手がいる」という状態をつくることを目指した取り組みです。
【相談が生まれ始めた現場の変化】
その結果、退職を決める前に人事へ相談する社員が、少しずつ増えていきました。相談をきっかけに、異動や業務調整などの対応が可能になるケースも生まれ、「辞める前に話す」という選択肢が現場に根づき始めました。
関係性は一気に変わるものではありません。しかし、声をかけること、話を聞くことを積み重ねることで、信頼の芽は確かに育っていく。そんな手応えを感じられた取り組み事例です。


